終戦の後の戦禍

 終戦記念日は8月15日ですが、75年前の当時はラジオや口コミでその日を知った人が多いのでは?

 

私の祖母から聞いた話ですが秋田県内のどこだかに終戦日過ぎても爆撃を受けた所があったらしいのです。

今の時代であったならば即座に情報が飛び交い、無駄な攻撃も被害者も出なかったろうと思うのですが…。

その時、偶然汽車に乗っていた祖母の知り合いが怪我をして腿を医者に診てもらったそうです。

既に化膿して皮膚は爛れていた上に蠅が集って蛆が生まれていた様です。

それを見た医者は薬もなく諦めたのか「蛆がなおしてくれる」と言って何も治療しなかったとのこと。

何とまあ、いくら時代とはいえ、切ない痛ましい戦時下だったのだろうと思われて…可哀想で仕方なかった昔話でした。