命在る者として

大震災から11年目に入りました。

地震が起きた時刻よりその後の時間が命の重みを感じさせてくれます。

迫りくる津波。飲みこまれていく人々。天に召された命たち。

生き残った人々の心が引き裂かれるような痛み。

情報化社会の中、世界中が注目し、「何とかしなければ」と人々の心が集まった時。

何も出来なかったけれど、祈ることだけ必死に続けていた暗い夜。

 

昨夕からキャンドルをともしてその命たちを見つめていました。

私たちは現実を生きているこの世しか分からない。

けれども召された人たちとも繋がっていて、あの世の断片というか死者の目線からもこの世を見ていて通じ合っているのかもしれません。

「死者がこの現在を喜んでいるかも」と感じるのは命在る私と共に居てくれるから・・・