20数年前のエッセー④

夫らは赤ちゃんの出てくる真正面にいて、冷静に「あー頭だねー」「あー引っこんじゃったー」と実況中継。

とうとう19:00すぎ、元気な「おぎゃあ」と共に私の方にスルリと渡されてきました。

「あ・あ・あ…(ありがとう)」とやっぱり涙してしまった瞬間でした。

息子がクリニック(秋田)で生まれた時と違い(会陰切開したため、宇宙人的なひょろながい頭、ひと呼吸おいた産声「ほへあ」)血色も良く人間らしい元気な娘の誕生。

(息子よ、ごめん)赤ちゃんのペースで出てこれたのでストレスが少ないようでした。

私もうれしかった!楽しかった!会陰も切開したのよりずっと痛みが少なかったし(少々裂傷し、ぬってもらいましたが)産直後からおっぱいを吸わせることが出来、もちろん同床で可愛さ倍増。

家族4人(川の字?)で寝れた理想の姿。

産後の夢は完全母乳哺育。

愛しさの原点を知って苦しい育児を楽しいものとしたい、ということ。

そのためにも助産婦さんたちにサポートしていただけたら…と思います。

病院出産だとあきらめてしまっていた質問をしたり、解決策を考えることが、ここ、助産院ではできそうです。

院長先生、Sさんありがとうございました!女性の体に起こっていること(お産など)を通して人生をもっと深く考えられるようにー。

子どもをもっともっと可愛いがれるようにー。

人、ひとりひとりを大切にしていけますように、そんな願いを起こさせる〜お産〜をありがとう。